2020年5月11日読了時間: 5分

感謝の母の日

天国のお母さん、産んでくれて育ててくれていつも見守ってくれてありがとう。

わたしはがんばったものの母親キャラにはなれず、この世界にお世話する人とされる人の二種類の人間がいるとしたら、わたしは完全なるお世話される人間です。

経済的なことでいったら、仕事して、ひとりで娘育てたし経済的自立はしてますよ。

でも、それ以外の日常の、時間の管理とか、お金の管理とか、戸締まり火の用心といったマネージメント能力となるとまるっきりダメで、そんなフォローを娘がしっかりとやってくれています。

ダメ人間おかんだと、娘がしっかりとして育つ。

人間て役割分担ができていくんだなー。

娘はとても愛情深い子で、19歳になった今でもママ大好きと言っていつもハグしてきます。

根がクールなわたしはハグとか正直照れてしまい、「ああ、うざい！」とかつい言ってしまうのですが、娘は「そんなこと言わないでよー」とニコニコ。小さい頃から変わらず、真っ直ぐ全力で愛情表現をしてくれます。

天使みたいな癒し系の人です。

わたしが与えるよりももらうほうがはるかに多かったです。これまで。

精神年齢でいっても、魂年齢でいってもわたしより遥かに熟練した魂をもつ人。

そんな彼女は中学校３年間学校に行けなかったんです。

なぜか起きられなくて寝てるしかできなくて、そんなとき

「わたしって生きてる意味あるのかな？こんな寝てるしかできない自分生きてる意味ない」って思ったときに、「ここで自分が自分を嫌いになったら、この体はただの肉体だけになってしまう。わたしがわたしを見捨てたらだめだ。こんな自分でもわたしは自分を見捨てないでちゃんと自分を好きでいよう！」って思ったって言ったんです。中学生の子が。

わたしはそれを聞いて、ああこの子は大丈夫って思った。

一番最低最悪と思う自分さえも受け入れることができたなら、この先何があっても大丈夫だと。彼女は自分一人でそんな悟りの境地にに到達できるくらいの人なんだなって、思ったのです。

小さい頃から、はっとするような悟ったようなことを言っては、わたしを導いてきてくれました。

わたしは彼女を人生の師匠だと思っています。

母ひとり子ひとりだったけど、到底「わたしが育てた」とは言えない。むしろ育ててもらった感のほうがすごい。

ダメダメおかんを嫌がらずに、愛情たっぷりに育てて来てくれました。

その溢れる愛はいったいどこから湧き出してくるんだろう。

ほんと親子逆転。

そんな愛情深い娘は人を喜ばせることが喜びな人なので、母の日はいつもほんとうに嬉しいサプライズをたくさん用意してくれます。